開発エンジン
スライドノベルエンジン開発用はシリンダーヘッドのようなアプリをつくためのツールです。
apkジェネレーター
スライドノベルapkジェネレーターは、スクリプトと画像を元にAndroidアプリを生成するツールです。
開発エンジン使い方
スライドノベルエンジン開発用を起動すると、
・SDから読込
・Windows共有を選ぶ
・前回の共有から読込
の3つが表示されます。
ここではプロジェクトフォルダを選択することになります。
プロジェクトフォルダを選択するとそこからデータを読み込み実際にプレイできます。
とりあえずは、slidenovelsample.zipをダウンロードして、スマートフォンのSDカード内にslidenovelpjと言うフォルダを作り、その中に置くか、共有フォルダに置きます。
開発の手間を考えると共有フォルダに置くのが楽です。
SDから読込 の場合、SD内の slidenovelpj フォルダ内から読み込みが行われます。
Windows共有を選ぶの場合、任意フォルダが選択可能です。
※現在 WORKGROUP が固定になっていますが、自由に設定できるように変更予定です。
前回の共有から読込の場合、前回指定した任意フォルダから読み込みを行います。
通常は、「前回の共有から読込」で開発を進めることになると思います。
スクリプト主にサンプルの slidenovelsample を参考にして開発するとわかりやすいと思います。
プロジェクト構成
必須ファイルは、以下の3つです。
1. about.txt
2. image.txt
3. title.txt
1は、アプリ情報を表示する時に使用されます。
HP のアドレスなどを書いておきます。
後述するHTMLタグが使用可能です。
2は、顔アイコンの情報を書いておくファイルです。
名前と画像ファイルを関連づけします。
スクリプトで名前のあとに何もつけていない時は、defaultで書かれた画像ファイルが、名前のあとにスペースをつけて、笑顔などの表情を追加した場合、笑顔 ○○.png などとした画像ファイルが使われます。
表情の使い分けが必要なのであれば、defaultで画像ファイルを指定すればOKです。
表情等は、インデントされていない直前の行の名前に関連づけされます。
3は、起動時に表示される情報を記載するファイルです。
タイトルやタイトル画像、最初に読むシナリオファイルを記載します。
シナリオファイルと title.txt は以下のスクリプトを用いて記載します。
スクリプト
@で始まる行はコマンドです。
#で始まる行はコメントです。
その他は本文となります。
各コマンドは以下の通りです。
title テキスト
タイトルを指定します。
next ファイル名
次に読むべきシナリオを指定します。
スクリプトの末尾に置きます。
end
全シナリオ終了を指定します。
スクリプトの末尾に置きます。
fadeinbg 数値
背景がフェードインする時間をミリ秒単位で指定します。
未指定の場合 500msec になります。
fadeoutbg 数値
背景がフェードアウトする時間をミリ秒単位で指定します。
未指定の場合 500msec になります。
fadeinlist 数値
背景がフェードインする時間をミリ秒単位で指定します。
未指定の場合 500msec になります。
fadeoutlist 数値
背景がフェードアウトする時間をミリ秒単位で指定します。
未指定の場合 500msec になります。
bg ファイル名
背景画像を指定します。
本文中や about.txt の中では、以下のタグが使用可能です。
BR, P, DIV, B, EM, I, STRONG, CITE, DFN, BIG, SMALL, FONT, BLOCKQUOTE, TT, A, U, SUP, SUB, H1〜H6, IMG
使用可能な属性は以下の通りです。
タグ | 使用可能な属性 | 結果 |
BR | なし | 改行。 |
P | なし | 段落。 |
DIV | なし | Pと同じ。 |
B | なし | 太字。 |
EM | なし | Bと同じ。 |
I | なし | イタリック体で表示される。 |
STRONG | なし | Iと同じ。 |
CITE | なし | Iと同じ。 |
DFN | なし | Iと同じ。 |
BIG | なし | 相対的に文字サイズを大きくする。 |
SMALL | なし | 相対的に文字サイズを小さくする |
FONT | COLOR,FACE | フォントの設定。 |
BLOCKQUOTE | なし | 引用文指定。 |
TT | なし | 等幅フォントで表示。"monospace"が指定される。 |
A | HREF | リンク。 |
U | なし | アンダーライン。 |
SUP | なし | テキストを上付き文字として表示。 |
SUB | なし | テキストを下付き文字として表示。 |
H1〜H6 | なし | 見出し指定。6段階。 |
IMG | SRC | 画像表示。 |
FACE 属性で使用可能な Font Familyは以下の通りです。
"monospace", "serif", "sans-serif"
使用可能タグについてはTextView を使いこなそう 〜 表示編 〜 その2を参考にさせていただいています。