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2011年04月04日

省エネ家電の効果

・エアコンが10年前から最新の省エネタイプへ
・冷蔵庫が15年前から最新の省エネタイプへ
・テレビはブラウン管からLED液晶へ
・照明が蛍光灯からLEDへ
と言う条件で計算して 3割程度減らせます。
この厳しい条件で最大限省エネ機器に頼って3割だから、実際はもう少し効果は低いくなるはずですが。

各種家電が全体に占める割合は、本のエネルギー消費 (2) の品目別家庭用電力消費の推移を使用した。
2010年の情報は、分類 ( と出所 ) が変わっており、計算出来ないため、2009年の資料を使用した。
ただ、2009年の資料と言っても、データは 2003年の物になっている。
この内訳は以下の通り。

冷蔵庫 16.1%
照明 16.1%
ルームエアコン暖房 14.5%
ルームエアコン冷房 10.6%
( エアコン合算 25.1% )
テレビ 9.9%
電気カーペット 4.3%
温水洗浄便座 3.9%
衣類乾燥機 2.8%
食器洗浄乾燥機 1.6%
その他 20.2%

冷蔵庫の省エネ効果は冷蔵庫の消費電力 で書かれている削減量を参考にした。
・1995年以前に製造された冷蔵庫は現在よりも4倍程度電力量を消費
・1999年の平均レベルでも2倍ほど消費
つまり、最大で 1/4になった物として計算。
冷蔵庫の年間消費電力量はリンク先で書かれているとおり、計算方法がたびたび変更になったこともありどの程度信じられるかは難しいところだが、幾つか技術革新もあったようで 1/4 を使うことにする。

照明は、現在ではほとんど蛍光灯だと思う。
そこで、これを LED に交換した場合どの程度削減されるか計算した。
部屋の明かりとしての LED はまだ少ないが、シャープから LED シーリングライトが発売されているので、この値を使うことにした。
このシーリングライトで消費電力 59W。
このシーリングライトだと実際は自動調光などでもっと下がると思われるが、どの程度か不明なので 59W をそのまま使う。
蛍光灯シーリングライトは 40形+32形 72W 辺りだろうか。
3本タイプのものもあるし、もう少し小さいものもあるかもしれないが、このクラスで比較する。
59/72 で 約82%。

60型白熱球だと以下のようになる。
白熱球 54W - 100%
蛍光灯タイプ 10W - 19%
LEDタイプ 8.7W ~ 3W - 16% ~ 6%
ただ、白熱球が使われるような場所は長時間点けることはないし、蛍光灯タイプと LEDタイプを比較すると 87% ~ 30% とシーリングライトとあまり変わらない値なので、82% を使うことにする。

エアコンは 10年前に比べると約半分になっていると主張しているサイトが多い。
確かに消費電力などもそうなっていたりする。
そこで 1/2 として計算することにした。

テレビも機種によって消費電力は大きく異なるので、調べて出てきたもので計算した。
32インチLED液晶テレビの消費電力は、145W ~ 53W だった。
25インチブラウン管 - KV-25SF1 138W - 100%
32インチ液晶テレビ - REGZA 32R1 115W - 83%
32インチLED液晶テレビ - LED REGZA 32RE1 87W - 63%
32インチLED液晶テレビ - VIERA TH-L32C3 53W - 38%

以上で、それぞれ従来と比較して 冷蔵庫 25%、照明 82%、エアコン 50%、テレビ 38% 程度の割合になる。
この値から使用比率を考慮すると、約66% になる。
つまり、34%程度の省エネ。
冷蔵庫、照明、エアコン、テレビ以外は割合が低いのとあまり省エネがうたわれていないので、計算していない。

かなり古い機器からの買い換えなので、全体でこれほど効果があるとは思えないが、買い換えによって大きく削減できることがわかる。

投稿者 Takenori : 2011年04月04日 02:33


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