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2008年07月02日

心理トリガー

実際に作業に取り掛かれば、その後は進む。
でも、その取り掛かるまでがなかなかの時も多い。
やる気がないとかモチベーションがあがらないとか言ったりするけど……

無心に進められる環境はあった。
ゲーム開発ではないのだけれど、仕様検討、基本設計、詳細設計、実装、単試、結合試験、システム試験と各フェーズが区切られており、日刻みでスケジューリングされていた。
毎週進捗会議があり、遅れていたらどうやって挽回するのか問いただされる。
最初に組まれるスケジュールはマージンなしなので、大体遅れる。
1日遅れです、2日遅れです……と言う報告が毎週ある。
それぐらいなら…… とは言われない。
どうやってその1日、2日を取り戻すのか? と必ず問われる。
人は増やせないので、答えはひとつ。
残業と休日出勤で取り戻します。となる。
この時はただ毎日必死だった。
やる気のあるなしなんて関係なくて、「とにかく前へ進めなければならない」と毎日考えていた。
進めなければ遅れる。既に遅れている。
そればかりが頭にあり、出社したらすぐに作業に取り掛かる。
前へ進めなければならない。
やる気やモチベーションとかは関係なかった。
やる気があろうがなかろうが進めなければならなかったのだから。
ただ、日々ストレスを受けて開発していたのは間違いない。

農業もやる気とは関係なくやっている気がする。
作物は勝手に大きくなるし、雑草は生えまくってくるし。
日々いろいろと手を加えてやらないと枯れてしまったりする。
そろそろあれしてやらないといけない、これしてやらないといけないと考え、限られた時間の中でひたすら作業する。
でも、不思議とストレスはない。
芽が出たり、成長しているのを見ると楽しいしうれしくなる。
枯れてしまっているのを見ると、なぜだろう? 何が悪かったのか? と考える。

やる気やモチベーションとは関係なく、ストレスなく、作業を進められるトリガーは何かありそうな気がするのだが……

投稿者 Takenori : 2008年07月02日 12:55


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