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2009年01月21日

農政改革

農政改革で担当相設置へ

私は日本の農業はかなり危機的状況にあると認識しているので、どんどん改革して欲しいと思っています。

これに対し、以下のような記事がありました。
日本の食糧自給率と農業関連株との微妙な関係=北浜流一郎

これを読んだ瞬間、この人はなんてバカなんだと思いました。
これは輸入した食材を日本で加工したら国産だと言っているのに等しい。

バイオエタノールなどの影響でトウモロコシなどの穀物が値上がりし、畜産農家が破綻し始めたというニュースは記憶に新しい。
エサを外国から輸入しているということは、食料を外国から輸入しているのと同じと考えた方が良い。
エサがなくなれば、牛や豚、鶏などは死んでしまうのだから。

肥料の問題もある。
肥料は主に化成肥料が使われているが、その中でリンは枯渇が懸念されており、アメリカや中国など輸出を制限する国も出てきている。
当然値段もここ数年で数倍に跳ね上がっている。

農地の面積が少し大きくなると農業機械を使わなければ、とても耕作できるものではありません。
当然のことながら、農業機械は軽油やガソリンで動いています。
軽油やガソリンの値段は、そのまま生産コストに跳ね返ることになります。

このような状況下で食料自給率 40% 以下なので、上記の懸念材料によりコストが増えれば、さらに自給率が低下するのは容易に想像がつく。
農業を開放し、農業に従事する人の増加や技術革新などによって自給率を高めなければ、近く危機に直面することは目に見えている。

以下の記事を読むとさらに危機を痛感すると思います。
石油で作るコメ、切迫している日本の食糧危機 ≪私の試算・日本の食糧供給力は3000万人分≫

危機に備え行動しなければ、近い将来餓死が待っているかもしれないということは肝に銘じておいたほうが良い。

投稿者 Takenori : 2009年01月21日 12:50


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