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2011年03月18日

西日本への移動を真剣に検討してみては?

こちらからコピー。
向こうを消した方が良い気もするけどそのままにしておく。

ただ我慢して他の誰かが以前の日常を取り戻してくれると思っている人達へ。

まず書いておくけど、原子力発電所の放射能云々の話ではない。
電力不足とそれに伴う影響を考えて、思考が硬直しないように論理的な判断を促すために書いている。

運転休止中の火力発電所を次々稼働へ 東電

このニュースを見るといろいろと数値が合わないので福島以外も止まってしまっている可能性もある。
また、4月中には回復するかもしれないが、夏になるとまた計画停電が予定されている。
4月に回復したとしても燃料費が上がるだろうから、電気代への影響は避けられない。

福島の原子力発電所が復旧するのはいつになるかわからない。
そもそも福島で原子力発電所を再開できるのかどうかも疑問が残る。
原子力発電所に対する激しい反対が起こるのは簡単に想像できる。
では、他の場所に原子力発電所を建てることは出来るのだろうか?
それもしばらくは難しいと考えられる。

では、どうやって関東で電気を作るのか?
火力発電等でお茶を濁す?
他の方法の発電所を作るとしても、一朝一夕で出来るようなものではないのは簡単にわかる。
数ヶ月、数年はかかるだろうことも。

東電:ガスタービン発電所を新設 藤本副社長が方針

このニュースを見ると少しは夏場の電力を補えるかもしれないが、計画停電は避けられそうにない。
数値を見ればわかるが、1機の出力が不足分に対して二桁も違う。

この先長期間節電や計画停電、減った電車を我慢しつつ、非効率に仕事をして過ごすのか?
東日本にいるとわかりづらいかもしれないが、西日本は今回の地震で全くと言っていいほど被害が出ていない。
計画停電等はない。
普通に仕事できる環境がそこにある。
余震もほとんど起きておらず、揺れることの方が少ない。

東京-大阪間は新幹線で2時間半。
Skype 等離れていてもある程度打ち合わせできる道具もある。
必要なら少し時間はかかるが直接会いに行くのは無理な距離じゃない。
また、ウィークリーマンションやマンスリーマンションもあるので、家具付きのところなら持って行く物も少ない。
仕事の効率を考えるのなら、さっさと西日本に移動して仕事を開始してしまえばいい。

当然、西日本に移動する人が増えれば関東の消費電力は減り、その内電力の需給バランスが取れるかもしれない。
消費する食料なども減り、被災地に届きやすくなるかもしれない。
あまり移動しなければ変わらない。

東京等の大都市は人口が増えているが、他の都市は減少しているのである程度の人数を受け入れる余力は地方都市にはあるはずだ。
もとは人がいたのだから。
東京一極集中は確かに効率的だが、いざというときは脆弱だ。
今回はその一極集中の脆弱性があらわになっている。
もっと分散されていれば、被害は減り、回復もしやすかっただろう。
より強固な環境を作るためには多少効率が落ちるが分散した方がよい。
早期に経済を立ちなおさらせるためには、現在効率的に仕事できる環境が必要だ。

問題となるのはお金だろう。
早期に西日本に移動して効率的に仕事をするために投資するのが良いか、今のまま非効率な環境で疲弊して仕事するのが良いか。
どちらがいいのかは簡単には判断できないかもしれない。
ただ、日本全体で考えるのなら、効率的に仕事をする人が増える方が良いに決まっている。

スマートフォン:アプリ開発業者を支援 岐阜県

このようにしばらくは無料で利用できるオフィスもあるようだ。

東京から移動したと聞いたら、過剰反応とか、臆病者とか言う書込みを目にするが、冷静に論理的判断ができるのであれば、それが合理的な判断であることはわかるはずだ。
過剰反応や臆病者と考える人は冷静さを失っていないか自問してみた方が良い。

どのように行動するかは個人の自由だ。
とどまる方が良い人もいれば、移動した方が良い人もいるだろう。
そもそも移動が非現実的な人も。
とにかく未来を考え冷静に判断した方が良い。

日本は変わる。
変えざるを得ない。
私たちが大きなターニングポイントに立たされているのは間違いない。

投稿者 Takenori : 2011年03月18日 21:47


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