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2012年10月28日

HDMI直挿しAndroidの冷却改善

HDMI 直挿し Android は便利なんだけど、どれも放熱に問題を抱えているように思う。
負荷の高い処理を続けていると動作が不安定になったり、落ちたりしてしまうことがある。
ファンで風を当ててしのいでいたりしたんだけど、直接改造して何とかすることにした。

改造したのは、現状 HDMI 直挿し Android で最も評価が高いと思われるAndroid MK802 II

HDMI コネクタ部分にプラスチックの継ぎ目があるので、そこにマイナスドライバーやカッターナイフを突っ込んでねじってばらす。
ばらすとこんな感じ。

20121028001.jpg
20121028002.jpg

CPU は AllWinner A10 で約2cm X 2cm 。
アイネックス チップ用マルチヒートシンク HM-17辺りがちょうどのサイズだったのでこれを買った。
メモリ側は、メモリヒートシンク CK1000を買った。
たぶん、秋葉原とかにいける人なら数十円とかで買えるんじゃないかと思う。
貼るとこんな感じになる。

20121028003.jpg


メモリのヒートシンクは裏のメモリとフラッシュメモリにも一度貼ったんだけど、ケース加工が面倒になって剥がした。
たぶん、メモリはそんなに熱くなっていないだろうということで。
問題が出るようならまた考える。
貼るとこんな感じ。

20121028004.jpg

ケースはアクリルカッターで7、8回こすれば穴があいた。
オルファ PカッターL型 205B こういうやつ。
その後、ヤスリで切断面を綺麗にして、バリを取り、粉を吹いて、電子機器用ウェットティッシュで拭いた。
組み立てるとこんな感じ。

20121028005.jpg

アクリルカッターでの作業をもう少し丁寧にした方がよかった気がする。
アクリルカッターで切るときは最初の1回目が大事なので、その時綱尺当てたりして。
まあ、普段目にするわけじゃないからいいといえばいいんだけど。
これにさらに4cmファンを取り付けた。

20121028006.jpg

インシュロックで取り付けたかったんだけど、ストックがなかったのでとりあえず電気の線とかに巻いてあるやつで固定した。
ファンは アイネックス ケース用ファン40mm 薄型静音タイプ CFY-40S にした。
吹きつけ方向が手前の型番とかついている方に風が出る形なので、この面が下になるからオウルテック 4cm角ファン用ファンガード FANGuard-M4/II とか付けた方が良さそう。
ファンの電源は、HDD むき出しで取り付けるやつの電源 TIMELY ドライブ用AC電源 UD-ACDC100NSこういうやつに、内蔵用の変換コネクタを取り付けてつないだ。

まだ高負荷で長時間動作等していないが、たぶんこれでかなり安定性が向上したはず。
CPUヒートシンク 282/2 = 141円
メモリヒートシンク 669/8 = 84円
ファン 780円
計 1005円
実際に製品にこれくらいの放熱機構が組み込まれていたのなら、高くても1005円増くらいだろうから、はじめから付けてくれていてもいいのにと思う。
たぶん、ファンはなくてもヒートシンクのみでかなり違うはずだろうから、それだけでも付けて欲しいところ。

追記:
実際に動かしてみると安定性が大きく向上したように感じる。
しばらく使ってみないとわからない部分もあるが、熱の問題は大きかったのではないかと思う。
電源切った後 HDMI コネクタとかすごく熱くなっていたし。

投稿者 Takenori : 2012年10月28日 18:18


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