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2014年03月28日

MMDforUnityのZip直読みまとめを見て

MMDforUnityのZip圧縮ファイル読み込み機能サポートに関する集中議論まとめ。

このまとめを読んで、感情的な部分を抜きにして、法的な部分で考えてみる。
MMD のモデルデータなどは、ZIP に readme ファイルを入れて、そこに利用規約を書いて配布されていることが多いと言う状況に照らして考えた場合だが。

ソフトウェア開発者はどのようなソフトウェアを作ってもいいかと言うと、自分だけしか使わず、他人に全く影響が及ばないのであれば、どのようなソフトウェアを作ろうと勝手だ。
しかし、公開したり他人に影響が及ぶ場合は、様々な制約を受ける。


著作権上、モデルデータを表示してもいいかどうかは著作権者が決定できる。
著作権者が、利用規約を書いていた場合、それに同意できないと表示は出来ない。
そんなこと言っても、ダウンロード可能なら読まずに表示できるだろうと言うかもしれないが、それは泥棒の論理である。

店頭に置いてあったから、泥棒した。泥棒できるようにおいている方が悪い。
自転車に鍵を掛けずにおいていたら盗られた。鍵をかけていない方が悪い。
コピーガードがないので違法コピーしてばらまいた。コピーガードつけていない方が悪い。

鍵をつけていない方にも落ち度はあるが、悪いのは泥棒する側であり、鍵をかけていない方が~と言うのは泥棒の言い分である。
つまり、使わせてもらう側としては利用規約に類するものを最初に読んでから使う必要がある。


コピープロテクトは問題を引き起こしやすく、手間も増えたりするので、プロテクト解除するプログラムを作った。
便利になった。
解除するプログラムを公開した。
便利になるからいいじゃないか。
この論理は通用するか?


ZIP直接読めるようになって便利になった。
でも、ZIP を直接読めると、readme を読むよりも先にまず表示して見る可能性が高まる。
多くの人はまず表示して見るだろう。
readme はそのあと使いたくなったら見る可能性が高い。
これは不法行為となる可能性を含む。


ZIP 直読みはまったく問題のない機能かどうか。
readme 等利用規約を最初に表示して、Yes/No 選択させるくらいの配慮は必要ではないかと思った。

投稿者 Takenori : 2014年03月28日 14:34


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