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2016年03月21日

ソフトウェア的に気になるところ - エロゲが売れなくなった理由を読んで

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これらの記事を読んでソフトウェア的に問題があると常々感じているところを書く。
ソフトウェア的に面倒なところがあると起動頻度が減ったり、足が遠のく。
すぐに思い浮かぶのは以下。

1. インストーラーが不出来
2. 高繊細ディスプレイに対応していない
3. タッチパネルに対応していない
4. 古いOS維持はするが新しいOS対応は緩慢
5. インストール容量がでかい

1. インストーラーが不出来
2個目の記事で指摘されている光学ドライブに関連するが、タブレットPC に USB で DVD-ROMドライブつないでインストールすると、インストール中に画面が消えてサスペンドに入り、DVD がスピンダウンして止まる。
それに気づいて画面を点けるとインストールが停止したまま動かなくなっているので、中止してやり直しになる。
インストールは少し時間がかかるので放置すると思うが、放置すると止まってしまってインストールできない。
最悪である。
もちろん復帰してインストール続けてくれるものもあるが、消えて一時止まってしまいインストール終わらない。
結局、何かしながら画面を見て、時々画面タップして画面が消えないように見守る必要が出てくる。
画面が消えたりサスペンドに入るまでの時間を延ばせばいいんだけど、インストールは最初の1回だけだし、延ばすとバッテリー消費にも響くので変えたくないし、そもそも面倒。
インストーラー起動中はサスペンドに入らずインストールを継続して、終わったらサスペンドに入っても構わないようになっているべきではないか。
外付けドライブをつなぐという手間をかけてまでこの仕打ちである。
出来るだけダウンロード版を買いたいが、時間差や価格差があって選択しづらい場合もある。
インストーラを更新せず古いまま使っているんだろうか。

2. 高繊細ディスプレイに対応していない
iPhone が口火を切ったディスプレイの高繊細化、Windows でも 8 頃からこの対応が本格化して、高繊細ディスプレイの場合アプリケーション次第で自動拡大される。
一見するといいことのように思われるが、ドットバイドットじゃなくなったり、拡大が汚かったりと言った問題があったりするが、それよりも本来画面に入るはずの解像度なのに拡大のせいで入らなくてイライラさせられる。
どういうことかと言うと、HDサイズ(1280x720)のゲームを解像度が1280x800のタブレットでプレイしようとするとウィンドウでは拡大されて一部分しか表示されない状態になる。
一部分しか表示されないとフルスクリーン化もやりづらくなる。
ちゃんと Per-Monitor DPI のマニフェストを設定して、せめて自動拡大をOFFにして欲しい。
古めのエンジン(吉里吉里2とか)が使われているとこの問題に出会う。
さらにウィンドウの最大サイズはプライマリーディスプレイの解像度(マルチディスプレイの時は合計サイズ)に制限されるのがデフォルト動作なので、ウィンドウが途中で切れてて余計に残念なことになっていることも。
高繊細ディスプレイはタブレットPCだけでなく、ノートPCでも普通にあるし、最近はデスクトップでも4Kなどである。

3. タッチパネルに対応していない
タッチだとマウスオーバー系の操作は使えないし、右クリックは長押しで面倒だし、ホイールがないのでバックログが見づらいし、OS標準メニューが使われていると操作しづらい。
メッセージウィンドウ周りのボタンも小さいと押しづらくてイライラする。
バックログは致命的で右クリックメニューの中にある時は長押ししてから見ないといけないし、ボタンの場合は小さいと押しづらいし、グラブスクロール(タッチしたままスライドするとスクロールする機能)出来ないと横のスクロールバーを操作しないといけなくて完全に嫌がらせ状態。
操作しづらくてイライラするとプレイを止めるか、仕方ないのでマウスをつなぐことになる。
最近は出会った記憶がないが、少し古いのだとタッチ操作自体出来ないものがあったりする。
DirectInput でマウス入力を処理しているのではないかと推測されるが、具体的な原因を追究したことはない。
Window メッセージで処理されていれば、タッチ入力もマウス入力としてエミュレーションされるのが基本動作なので、このようなことにはならないはず。
Windows7 の頃から Eee Slate EP121 を使ってタブレットでプレイしてきたが、最近やっとタブレットでもそこそこまともにプレイできるようになってきたと感じる。
すごい遅い。
ベッドの上でタブレットでプレイしたいものじゃないのか?

4. 古いOS維持はするが新しいOS対応は緩慢
既存ユーザーは古いOSなこともあるだろうから、古いのを非サポートとすると色々と言われるので維持したいんだと思うが、新しくプレイするユーザーは新しいOS使っていることもあるだろう。
そう言ったユーザーは対応していないとプレイしなかったりあまり何も言わなさそう。
パッケージで買う時はOSが対応しているか聞かれるし、ダウンロードの場合も注意書きが出て妙にアピールしてきて印象に残る。
慣れていればだいたい動くだろうと思うし、動かなくてもパッチが出ているだろうと考えて気にせず買ってしまったりするが、詳しくなければ対応してないと買うのを控える。
パッケージは印刷されてしまっているのでどうしようもないと思うが、ダウンロード版は表記の差し替えや動かない場合の差し替えも効くと思うが、放置されているのもよく目にする。
コストに見合わないのかもしれないが、長期休暇時のダウンロード版半額セールなどでダウンロード版を買う時に対応OSが古いままだと残念。
昔気になっていたものや話題になっていたものなどを半額セールの機会に買おうと思っても、対応OSが古くて動くかわからないというのはもったいない。
タッチ関係や高繊細ディスプレイ対応、フルスクリーン化周りが新しいOSでやろうとして問題に出くわす率が高いところだけど、その辺り対応して出して欲しい。
確認して動くのなら対応OSに追加だけでも。
タッチ対応UIは工数的に厳しいだろうから仕方ないと思うが。

5. インストール容量がでかい
タブレットPC は本体容量が少ないので、インストールに必要な容量が大きいとインストールしづらい。
タブレットPC は本体容量が 32GB や 64GB だったりして、結構容量的に厳しい。
仕方なく microSD 等にインストールするが、そうすると読み書きが遅めで、特にインストール時に待たされる。
個人的な感覚では1GBを切っていれば本体に入れようかなと言う気になる。
音声を vorbis から opus にすれば半分以下にできるし、画像もより高圧縮の新しいフォーマットにすれば減らせるし、アーカイブも LZMA などの新しい高圧縮のにすれでテキストなど減らせるし、動画も新しいフォーマットであればより減らせる。
インストール時の容量以外にも、サイズが小さいとダウンロードも速くなってダウンロード版購入時に快適になる。
一時期大容量化にメリットがあったのかもしれないが、小さい方が利便性が高い。


他にもある気がするが、すぐに思い出せるのは上記のもの。
別に難しいものとは思えないし、新しいものへの対応が遅いとそれだけ新規ユーザーが減ることになるのではないかと思う。
最新環境でテストプレイして不自由なところ引っかかるところを改善していった方がいいんじゃないかと思う。

投稿者 Takenori : 2016年03月21日 22:56



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